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勝手にしやがれHeyしすたー

勝手にしやがれHeyしすたー

東野圭吾です


   日記やプロフィールで書いてるとおり、私の一番好きな作家というのは、



   
東野圭吾です




   好きな作家について語るというのは、どうしても「この話のこれこれこういうところが
   それはもお感動的で」なんて感じに、ネタばれになりそうなので、なるだけそういうの
   ではなく、こんな風にはまっていったのさっ、という感じで・・・って分からんか。
   まあいいや思いつくまま。


   最初に読んだのは「放課後」
   って、デビュー作なのだな。(実際書かれたのは「魔球」が最初ってどっかで読んだけど)
   大学生のことで、かれこれ10年以上は前のこと。
   近くの古本屋で文庫を100円で買いました。

   当時の私は、かなりの乱読で、(ミステリー中心だけど)片っ端から読み漁っていました。
   東野圭吾も、ふと手にした作家の一人でしたが、「放課後」で、おもしろいな。
   「魔球」でおおおっ!! 「卒業」でがっつーーーん!!!とやられて、
   そっからは古本屋で売ってるのを、全部買い、そのうち本屋で文庫を定価で買うように
   なり、さらにとうとう、新書まで買うようになりました。

   乱読してたし、その上大学生の頃って、お金があまりないから、当時は文庫以外、絶対
   買わなかったのですよ。
   唯一東野圭吾だけでした。(ただハードカバーは手が出なかった・笑)
   でも新書ってなかなか置いてなかったから、本屋歩き回ったり、注文したり・・・という
   思い出があります。

   昔の作品は文庫ばっかで、「同級生」辺りからはずっとハードカバーなのね。
   唯一の例外が「鳥人計画」
   たまたま古本屋で半額以下で売ってて、大学生の頃大喜びで買った思い出が。

   この話がかなり好きでねー。
   スキージャンプのお話で、天才ジャンパー「楡井」というキャラと、主人公沢村の書き方
   が絶妙というか・・・。
   なかなか文庫にならなかったような気がするけど、今2社くらいから多分出てるかな。


   まあ大学を卒業したくらいから、もう読み尽くしちゃって、それに結婚して、ちび増えて
   ・・・という間に、どんどん乱読できなくなり、気が付いたら「東野圭吾のみ買う状態」
   (途中で西澤保彦が加わるようになるけど)

   彼が出さない年は一冊も読まない。(そういう年も確かあった)


   どうだったかなあ? あの「秘密」の前っていうのは、けっこう開いてたと思うのよねー。
   たまたま衝動買いした小説新潮?すばる?(違うかも)かなんかに、


   『東野圭吾 次回新刊 「秘密」 』


   って記述があってさあ。
   すっごいつぼにはまっちゃって、しばらく笑いが止まらなかったのよ。
   そっかあーー。ひ・み・つっ、なのかあーー。なんて思っちゃって。


   その「秘密」が、あんなことになろうとは。(?)って、昔からのファンは、そう思った
   りしないかな?
   私は正直複雑です。

   「秘密」以前はなんというか、東野圭吾という作家は、マイナーって気もしないけど、
   すごい人気作家という感じでもなくて(すんません)、いや実際、発売日からけっこう
   積まれるようになったのは嬉しいよ。嬉しいんだけどさーー。
   確かに読んだときは、「おおおまたすごいもんを書いてっっ!!」って思ったよ。

   「また」
   でも、私的にはもっと、もっともっと衝撃を受けたもんがあるからーーー。
   (「変身」「分身」「美しき凶器」うおう上げ出したらきりがないぃ)
   何で今更??

   いやはやすんません。
   (私が読み始めた頃、すでにマイナーではなかったけど)私という人間は、比較的そう
   人気のない好きなものが、ががっと当たったりすると、なんだかいやんと思ってしまう
   性格の悪い心のせまーいやつなのであります。


   さて。東野圭吾のどこがそんなに好きかというと・・・、

   私というやつは、映画でも小説でもなんでもそうですが、まずキャラクターありき、で、
   ストーリーよりも、いかに自分にとって魅力的なキャラが出てくるか?というのが重要
   です。
   なので、何より、東野圭吾の書くキャラクターがもお大好き!!
   当然ストーリー展開も好きですが、大好きな作品は、この話の持ってき方がうまい!
   というのより、このキャラがーーっていう方のが、大事に心に残っちゃう。

   それと、東野作品のラストって、すごい

   すぱっ

   としてるのよ。ものすごい潔いというのか。

   普通はもっとくどくど書いちゃうでしょーーー。
   こんなにキャラに入れ込ませといて、そんなに


   すぱっ


   となったら、なったら、

   うおおおおおおおおおおーーーーーーんんんっっ。

   と、何度心で叫んだか分からないよ。

   おまけにあのお方、まずあとがき書かないからね。
   (公式HPで書いてるから、読んでほええと興味深いけど)

   でもって、その後、じわじわ・・・じわじわ・・・じわじわわんんーーーー。
   と、心の奥に来てさあ~~。

   「ああ・・・はあ・・・ぬぬ・・・」

   と、ぶつぶつぶつと呟いて、いついつも、すらりんを呆れさすのであった・・・。


   てなわけで新刊待ってます。


   (03・11・29)


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